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ソフトバンク(9984)、研修の内製化にみる超合理的主義

ソフトバンク(9984)、研修の内製化にみる超合理的主義

サラリーマン10

ソフトバンクの社内研修制度について、年末に日経に取り上げられていました。現在、私は同社の株を持っておりませんが、やはり合理的だなと思う次第です。私の他の保有株もこれぐらい合理的だと投資家としてはありがたいのですが、どうでしょうか。その理由について私なりの解釈をしてみたいと思います。

ソフトバンクが社員を講師としてグローバルに活躍できる人材を育てている。<中略>最大の特徴は、社員が無償で自ら講師役を買って出る社内認定講師の仕組みにある。<中略>(ソフトバンクの研修の仕組みである)ソフトバンクユニバーシティは現在、年間延べ1万人が受講する。約80コースのうち約60コースの講師約90人を「内製化」している。<中略>スキルを持つ社員の力を借りて互いを高めようという狙いだ。(引用:日経新聞【ソフトバンクの研修、英語も財務も「同僚が講師」】

1,長い目で見れば相当なコストダウン

日経の引用によると、80コース中60コースを内製化しているようです。これは全体の75%程度でしょうか。対して受講者は延べ1万人。単純計算で7,500名分の研修は内製化できているようです。

研修コース :80コース÷60コース=75%(内製化率)
延べ受講人数:1万人×75%(内製化率)=7,500名

外部に研修を頼むとスキルセットや拘束時間によりますが、1回辺り数十万〜程度は見る必要があると思います。仮に1回50万として60個研修を実施すると年3,000万円かかります。受講人数1万人を80コースで割り算すると1コース辺り120人。これは同じ研修を複数回やっていると考えるのが自然で、この辺も加味します。

(以下は仮の数字です)
研修単価:50万(/1回)
研修実施回数:1コース4回
内製化によるコスト削減見込み:60コース×50万円×4=1.2億円

ちょっと数字は乱暴ですが、1年辺り1億円程度は削減出来そうな感じです。これはこの先、同社が存続する限り生み出される利益になりますので株主としてはありがたいところ。

2,強い人材・優秀な人材の育成と定着

二つ目はシンプルにこの仕組みを続けていると強い会社になるだろうなというものです。は外注している研修と内製化した研修のレベルに差がないことが前提として必要ですが、講師として”研修出来るレベル”の人材が育ちます。おそらく求められるのは外部からお金が取れるレベルの人材でしょうから、内製化によりそのレベルの人材が毎年生まれます。

自社でノウハウ・スキルを持っている人間を抱えられるというのは大変メリットです。今回は育成コストを無視して考えていますが、仮にそのスキルセットを持つ人を外から1,000万円で採用しても、通常の業務+研修を数年間してくれれば元が取れてしまいます。こういった側面からも最終的には合理的と感じます。

このソフトバンクの取り組みは私の知る限りだと珍しいのかなと思います。(だからこそ新聞記事になるのだと思います。)これまでも日本の常識を覆して成長して来た会社ですので、こういった普段あまり表に出ない取り組みも同社の強みになっているのではないかと推察します。これからも同社の動きには注目です。

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