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ユニクロの月次ってもうアテにならないと思う3つの理由

ユニクロの月次ってもうアテにならないと思う3つの理由

ユニクロを展開するファーストリテイリング(9983)の月次が先日発表されました。6月、7月と前年比100%割れが続いた為「ユニクロ客離れ」や「黄色信号」などの論調が目立ちました。

国内ユニクロ、6-7月と2カ月続けて前年割れ…低価格ビジネスモデルに変調?(産経新聞

ただ、この月次って「国内」の「ユニクロ事業」だけの話で、同社を「黄色信号」や「変調」とまで語る指標としては不十分だと思うわけです。

[理由1] 国内ユニクロの店舗数は減っている

ユニクロ店舗数推移グラフ
ユニクロの国内直営店における店舗数を1997年から各期末の店舗数をグラフ化してみました。

既にユニクロの国内の店舗はスクラップアンドビルドの局面に入っており、店舗数も2014年8月末の831店舗から2015年8月末で811店舗へ減少しております。

もちろん店舗の大型化などがありますので一概には言えませんが、既に”国内市場におけるユニクロ”は、大きな成長をするフェーズが終了していると言っても過言ではありません。

むしろ、店舗が減少した状態で通期の前年比+108%と通期で見れば成長トレンドを維持しており、12ヶ月のうちの1〜2ヶ月を切り出し、その上での1~2%でファストリ自体の好調不調を議論するには不適切であると感じます。

[理由2] 国内ユニクロ事業の構成比は既に47%まで低下

ユニクロ売上構成比グラフ

【img via ファーストリテイリング2015年8月期3Q決算説明会資料

既に、ユニクロの国内の売上構成比は全体の47.3%まで低下しており、国内のユニクロ事業における依存度は年々減少しております。これは国内ユニクロ自体の失速というよりは、成長のドライバーが海外ユニクロ事業とグローバルブランド事業に移っているためです。

先ほどの繰り返しになりますが、この47%の12ヶ月分の1ヶ月や2ヶ月。それも1〜2%減少したところで全体からみればかなり軽微です。現在の構成比で国内ユニクロ事業の月次における構成比は4%前後。この月次が1〜2%減少しても、全体における影響度は4%が3.9%とかに減った。その程度の割合です。

[理由3] 月次にはGU(ジーユー)が入っていない

GUの好調

【img via ファーストリテイリング2015年8月期3Q決算説明会資料

国内のユニクロ事業の不振を指摘する記事には「価格を上げたことによる不調〜」などの論調が目立ちますが、価格を上げたことによる不調を指摘するにもかかわらず、同社の低価格帯をカバーする「GU(ジーユー)」が論調に含まれないことが多いです。

確かに、ユニクロは値上げをしております。しかしそれ自体が不調の要因というのではなく、値上げによりブランドを差別化する戦略の一環と考えます。その中でも「GU」はこれまで昔のユニクロが担っていたような低価格帯をカバーしているブランドとして位置しており、国内ユニクロ事業+GU事業により、むしろ国内の衣料品の市場における同社の売上面積は引き続き伸びていると推察されます。

[参考]GU(ジーユー)売上推移グラフ

GU(ジーユー)売上グラフ推移

【img via 2014年8月期春夏シーズン 事業戦略について

※ファーストリテイリングHPによると2014年8月期の株式会社ジーユー(GU)の売上は1,075億円だった模様。

以上の3点から、国内のユニクロ事業の月次だけで日経や先物の材料とするには、若干違和感を覚えております。

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