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スプリントの2016年3月期の決算を振り返る

スプリントの2016年3月期の決算を振り返る

ソフトバンクグループ傘下のスプリント(Sprint)が、2016年3月期の決算を発表していました。私のポートフォリオ上位ですので簡単に振りかってみましょう。

スプリント2016年3月期決算1

備考の青字は私の目線でポジティブだと捉えている点です。順番に見ていきましょう。

財務面

まず、EBITDA(償却前営業利益)です。携帯電話の事業は設備投資が大きいため、減価償却が重たいのが特長ですのでこの指標というのは注視する必要があります。現在同社が取り入れているリース販売の計上についてはケアする必要がありますが、ここが大きく改善したことはポジティブです。

このEBITDAの改善により、スプリントはついに営業黒字化しました。しかし支払い金利や構造改革費用が重く純利益は未だ赤字です。

次に同社の最大の課題とも言っていい”現金”ですが、期末時点で2,600百万ドル強(3,000億弱)と前期と比べ減少。これはFCF(フリーキャッシュフロー)が未だにマイナスであることが主要因ですが、そのFCFも大きく改善しており明けて今期いよいよイーブンまで持ち込めるかというところ。これがイーブン〜黒になるとより改善が強調されるのですが。

現金・FCFについては、後述する借り入れ問題の所でも少し触れたいと思います。

なお、売上の減少についてはまだ心配していません。売上はある程度コストをかければ作れるものであり、この段階では重要視していません。例えば1万円のキャッシュバックをして獲得するより、1万円分通信料を値引きする方が今の同社にとっては有効的な販促であるはずです。

オペレーション面

まず、何と言っても契約者が増えたことが最大のポイントです。特に、通信料金が高いポストペイド(後払い)方式の契約者数が124万伸びたことはポジティブと捉えるべきです。

スプリント2016年3月期決算2
スプリント2016年3月期決算3

【img via Sprint IR

4Qでやや失速したように見受けられますが、これはTモバイル1強とも言える市場環境がそうさせていることもあります。TモバイルはスーパーボウルでCMを出すなど4Qも積極的にユーザー獲得に動いたことが挙げられます。

(ご参考)

特に解約率の改善は顕著で、年間を通してこの水準であれば当面ユーザーの極端な流出は心配しなくていいと思います。ユーザー流出の止血は済んだと見ております。

割引を強化して販売している分、ARPUは減少しておりますが顧客単位(ARPA)では維持できておりこの辺りもまだポジティブ。あまりにも下がりすぎるとユーザー数の大きな増加が伴わないと厳しいと思いますが50ドル前半ぐらいまでは静観。

あとはやはりリース契約が伸張しているのは良いですね。これでお金はだいぶ楽になるはず。

では、明けて今期はどうでしょうか。

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